スパゲッティ カルボナーラ
シンプルな組み合わせながら、豊かな味と口当たり。いちばんのポイントは、卵ソースのとろみ加減です。
写真: 青山 紀子
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ (乾/1.6mm) 140g
- ・ベーコン (塊) 100g
- 【卵ソース】
- ・卵 1コ
- ・卵黄 2コ分
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 大さじ3+1/2~4
- ・生クリーム 大さじ4
- ・ブランデー 大さじ1+1/2
- *または白ワイン。
- ・スパゲッティのゆで汁 大さじ3強
- ・イタリアンパセリ 適宜
- ・オリーブ油
- ・塩
- ・黒こしょう (粒)
つくり方
ベーコンは5mm厚さに切り、5mm幅の棒状に切る。
【卵ソース】の材料はボウルに混ぜ合わせておく。
あらかじめ混ぜ合わせておくとサッと加えられ、火の入れ具合を加減しやすい。ソースが冷えていると、スパゲッティに加えたときに、めんが冷えてしまりすぎてしまうので、室温においておくとよい。
フライパンに、オリーブ油大さじ1+1/2を弱火から中火で熱し、1のベーコンを入れてカリッとなるまでじっくり炒める。出てきた脂は捨てる。
ベーコンは塊のものを使うことで、食べごたえ十分になるうえ、うまみもしっかりと出る。カリッと炒めて、脂を出すことがポイント。半量は味出しのために鍋に残し、半量はトッピング用に途中で取り出すと、ベーコンの味と食感両方が楽しめる。
一度火を止めて、ブランデーを加えてから再び火をつけてフランベする。ベーコンの半量をトッピング用に取り出す。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、湯の量に対して1%の塩を加えてスパゲッティをゆではじめる。ゆで上がったらざるに上げ、しっかりと水けをきる。あとで卵ソースと合わせると、冷えてスパゲッティがしまるので、アルデンテをこえるくらいまで少し柔らかめにゆでる。
ゆで上がったスパゲッティを4のフライパンに加え、ざっと混ぜる。一度火を止めてから2の卵ソースを加えて混ぜ合わせる。スパゲッティのゆで汁を加え、弱火でゆっくりととろみをつける。器に盛り、黒こしょうをひき、イタリアンパセリをのせる。
熱で一気に卵が固まらないように、卵ソースを加えるときは一度火を止める。そこに水分を加えると、火がゆっくりと入り、サラッとした軽い口当たりになるので、手軽に使えるスパゲッティのゆで汁を加える。そして、弱火でスパゲッティと卵ソースをあえながら、じっくりととろみをつけていく。
このレシピをつくった人
濵﨑 龍一さん
東京・神宮前にあるイタリア料理店オーナーシェフ。素材の持ち味を生かした、温かみのある洗練された料理が人気。郷里・鹿児島県の薩摩大使、日本イタリア料理協会副会長を務める。
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